トリプルアイ(傾斜、加速度計)
iii-eYe(M35)
10の特長
- 1.静的変位(傾斜角)を高い精度で計測。
- 2.地震等の振動(加速度)を正確に計測。
- 3.振動加速度をリアルタイムに固有振動数に換算。
- 4.3軸加速度計センサを使用しているので、あらゆる方向の設置可能。
- 5.小型、大容量(±45°)なので、どこでも、だれでも簡単に設置可能。
- 6.温度制御機能を有し外気温度変化の影響排除。
- 7.IoT機能を搭載しているので、信号ケーブルなしでデータ通信が可能。
- 8.構造物に複数点の計測を行うことにより、面的なデータ解析が容易。
- 9.機能設定変更は遠隔操作により可能。
- 10.磁力および電磁波の影響無し。
施設の安全性評価を「正確」「早く」「容易」に
わが国の社会資本は、今後15年で、建設後50年以上経過する施設の割合が加速度的に高くなると言われています。国土交通省のデータによれば、道路橋の65%、鉄道橋の83%、港湾施設の51%がその対象になると言われています。
老朽化が進む施設を安全に使用するために、定期的に健全度調査を行い、適切な時期に補修や補強が行われています。安全性の評価は、計測に基づく分析が最も信頼性が高く有効な手法です。
トリプルアイの構成
トリプルアイの仕様
計測機能 | 測定範囲 | 傾斜 | ±45° |
加速度 | ±15G | ||
傾斜 | 1/1000° | ||
測定精度 | 加速度 | 0.015mG | |
温度環境 | 使用温度範囲 | 0.015mG | |
通信機能 | サンプリング | 周波数 | 最大 1000Hz |
内部データ | データメモリ | 32G | |
データ通信 | 通信 | WiFi 2.4GHz | |
統合機能 | 温度制御 | 設定温度 | 任意設定方式 |
機能切替 | サンプリング | 静的 1sec ~, 動的 1 msec~ | |
データ表示 | 基本ソフトによる | ||
電源 | 商用電源 | 電源電圧 | 100VAC |
バッテリ電源 | 電源電圧 | 5VDC | |
その他 | 形状等 | 本体 | 100×100×80mm |
電源 BOX | 150×250×100mm | ||
重量 | 750g |
データ送信機能
トリプルアイからのデータ信号はWiFi器を介してインターネット経由で各端末に送信される。
トリプルアイの計測分野
1. 構造物のモニタリング
- ・橋梁、高架橋、道路構造物などの社会インフラの挙動追跡
- ・構造物の固有振動数による健全性評価
2.近接工事のモニタリング
- ・土留め部位の傾斜計測
- ・周辺構造物への変位、振動影響調査
- ・土木工事全般の保全モニタリング
トリプルアイの計測値Web画面例
Web静的画面
Web動的画面
地震波形観測事例
平成 28 年 11 月 19 日に発生した和歌山県南部の地震を室内実験中に受感、記録する
構造物のX(水平)、Y(鉛直)変位計測器
インフラ構造物の微小変位を追跡し、 健全性を判定する
構造物のX(水平)、Y(鉛直)変位計測器 イメージ
構造物のX(水平)、Y(鉛直)変位計測器の仕様
項目 | 内容 | |
計測機能 | 固定間距離 | 60m(目標100m) |
測定範囲 | 鉛直:±14mm 水平:±14mm | |
測定精度 | 鉛直:0.1mm 水平:0.1mm | |
サンプリング周波数 | 300Hz | |
変位センサ | 透過型変位計 | |
ワイヤ張力 | 5~20kg | |
温度環境 | -10℃~50℃ | |
温度特性 | ±0.005%FS/℃ | |
通信機能 | データ通信 | WiFi 2.4GHz |
電源 | 標準仕樣 | AC100V |
バッテリ仕様 | DC12V | |
形状 | 両端固定部 | 150d x 150w x 300h mm |
計測部 | 200d x 150w x 300h mm |
計測分野
近接工事等における既設構造物への影響計測等に応用され、これらの挙動を把握し、既設構造物の機能性低下を観察しつつ、工事管理のサポートを行います。
3つの特徴
- 1.鉛直・水平方向の変位を0.1mm単位で計測。
- 2.両端の固定部間に複数の計測部を設けることができるとともに、ワイヤーの保護管を必要とせず、設置が容易で低コスト化を実現。
- 3.電車振動や風等の影響をAI機能にて取り除き、実変位を計測。
トリプルアイ(傾斜、加速度計)本体寸法:W100×D100×H80mm
構造物のX(水平)、Y(鉛直)変位計測器
トリプルアイ
変位計測器